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内分泌内科

長引く不調はホルモンの乱れが引き起こすトラブルの可能性があります

内分泌内科ではホルモンに関する疾患治療や、それに派生するさまざまな体調不良について広くご相談いただけます。私たち人間の体には100種類を超える「ホルモン」と呼ばれる情報伝達物質が日々分泌されています。ホルモンは非常に複雑で繊細なバランスを保ちながら私たち人間の心身の健康状態を調整しており、そのバランスが崩れることでさまざまな問題を生じます。特徴的な所見をお持ちの患者さんがいる一方で、そうでない患者さんも多い疾患になります。ホルモンバランスの乱れから起こる症状は非常に多岐にわたるため、他の疾患と混同されやすかったり、患者さんご自身も「漠然とした不調」「説明しづらい些細な症状」と感じられることが多く診断に難渋することが珍しくありません。

内分泌疾患に関する詳細な検査が受けられる希少なクリニック

ホルモンの異常を見つけ出すためには一般的な血液検査だけでは判別が出来ないことも多く、専門性の高い検査項目を加えることで分析が可能となります。一人でも多くの方の早期の具体的な治療介入に向けて、当院が最大限貢献できることを願っています。

長引く体調不良は実はホルモンによる障害が原因かもしれません

なんとなく続く不調やだるさなど、実はホルモンの異常かもしれません。程度としてもあいまいなものが多く、一見すると更年期や鬱といった症状に非常に似通った不調も実際多くみられます。特に長期に渡って不調が続いている場合などは一度詳しい検査をお受けいただくことをおすすめします。(心療内科としての診察・処方は対応しておりません)

甲状腺ホルモン異常についてはこちら

副腎ホルモン異常

副腎とは腎臓の上部に位置する2~3cm程度の小さな臓器ながらも、さまざまな種類のホルモンが分泌される場所です。代表的なものとしてはステロイドと呼ばれる体の活動性や免疫機能をつかさどるものやアルドステロンと呼ばれる血圧調整を担うホルモン、興奮した際に分泌されるアドレナリンなどが知られています。

過剰な分泌によって起きやすい症状

肥満・血圧上昇・尿管結石・動悸・発汗 など

不足することで起きやすい症状

疲れやすい・血圧低下 など

成長ホルモン異常

成長ホルモンは思春期に活発化することで有名ですが、実は成人以降も肝臓への影響や体調を整える役割など重要な働きを担います。成長ホルモンは主に脳の下垂体から分泌されるため異常の有無を明らかにするためには精密な検査が求められます。成長ホルモンの異常は放置し続けるとがんのリスクの上昇や、心臓への影響が出やすいため早期の適切な治療介入が求められます。

過剰な分泌によって起きやすい症状

身長や手足などの異常な成長(先端巨大症)・顎が出やすくなる・高身長・血圧上昇・肥満・視野異常など

不足することで起きやすい症状

長引く体調不良・集中力低下・スタミナ不足・脂肪肝 など

副甲状腺ホルモン異常

副甲状腺は甲状腺の裏側にある米粒程度の非常に小さな臓器ですが、実にさまざまな種類のホルモンを分泌する場所です。腫れや腫瘍、腎機能などの異常によって分泌異常が起こります。

過剰な分泌によって起きやすい症状

骨粗鬆症・尿管結石・腎臓疾患

不足することで起きやすい症状

手足のしびれ・口のしびれ・筋肉の痙攣 など

乳汁分泌ホルモン異常

下垂体から分泌されるプロラクチンという乳汁分泌ホルモンの影響により、無月経・乳汁分泌が起こることがあります。腫瘍によるものが多いですが、その他薬剤、外傷、甲状腺異常などで起こることもあります。

更年期障害

男性の場合にはテストステロン、女性の場合にはエストロゲンと呼ばれるホルモンが主に司っており、これらの低下により惹起されることがあります。倦怠感、発汗、性欲の低下・気分の落ち込み・イライラなどが症状として見られます。当院では漢方などの治療が主体となりますが、必要に応じ泌尿器・産婦人科への治療相談もさせていただいております。

内分泌に異常を生じさせる主な要因

主原因としては以下となります。

脳下垂体障害:

腫瘍、炎症、出血などによるホルモン異常を来します

ホルモン分泌臓器の障害

自己免疫の異常、手術、抗がん剤による影響やステロイド薬などの薬剤よって異常を来します

診断に必要となる各種検査について

血液検査

血液検査によって、血中内のホルモン数値を測定します。当院にて負荷試験を行うこともありますが、必要に応じて高度医療機関にご紹介させていただく場合もあります。

レントゲン/超音波検査

必要に応じて臓器そのものや合併症の検査を確認します。

骨密度検査

当院では簡易の検査となるため、骨粗鬆症の症状が疑われる場合には、詳細な骨密度検査で紹介が必要となるケースもあります。

MRI検査/CT検査

脳に関する異常が疑われる場合には専門の医療機関と連携し、MRIやCTを用いた詳細な解析があわせて必要となります。

治療法について

飲み薬によるホルモン剤の投与

服薬によってホルモンの過不足を調整します。

注射によるホルモン剤の投与

成長ホルモンの病態によっては注射製剤での治療が必要となることがあります。また男性更年期(LOH症候群)でも同様に注射製剤による治療を要することがありますが、こちらは泌尿器科などに相談させていただきます。

手術を用いた治療

脳下垂体疾患や他疾患も病勢により専門性の高い手術治療が必要となるケースがあります。

内分泌疾患においては長期にわたる根気強い治療が必要となります

内分泌の異常は生涯にわたってのつきあいになることが多いです。症状を安定させる寛解(かんかい)状態を目指す治療が基本となり、患者さん側におかれましても正しい理解と知識を持ってご自身の体と向きあっていただくことが大切です。加療によって劇的な症状改善が期待される場合もありますので、まずは早期に正しい治療方法に結びつけることが重要となります。ホルモン異常の多くは自然に改善することは少ないです。悪化するほどに症状はひどくなり、寿命が短くなってしまう疾患もあります。当院では正しい疾患の知識を交えながら、患者さんのに寄り添った多彩な治療提案を行っております。治療中の方でもお気軽にご相談ください。

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