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アレルギー

正確な情報をもとに正しい対処法を知ることが
改善に向けた大きな一歩となります

アレルギーには季節性のものや通年性のものなど、特定の時期やタイミングになると症状が現れやすくなるものや、食物アレルギーなど特定のものに触れたり摂取したりすることで症状が現れるものなどさまざまなタイプがあります。患者数が特に多いアレルギー疾患としては、スギやヒノキをはじめとする花粉症が例に挙げられます。いずれの場合も原因となるものを正確に特定し、正しい知識と理解を持って適切な対処法を知ることが重要となります。

アレルギーによって引き起こされる症状例
  • 咳、くしゃみ
  • 鼻水、鼻づまり
  • 皮膚のかゆみ、湿疹、じんま疹
  • 眼や唇のかゆみや腫れ など

アレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となりやすいもの

アレルギー症状を引き起こす原因となるものをアレルゲンと呼びます。アレルゲンにはさまざまな種類が存在します。例えば、植物の花粉やダニ、食べ物や薬品、ハウスダストなどがその一例となります。

必要に応じたアレルギー検査を実施いたしております

必要に応じてアレルギー検査を実施いたしております。当院では採血の検査のみ対応しております。症状が起きるには様々な原因が複合的に関与していることが多くみられます。過度なご心配から可能性のあるものをむやみに排除されることが正しい選択とも限りませんので、検査の前にまずはご相談ください。

特定の時期になると症状が現れる場合には事前の対策が肝心です

スギやヒノキなどの花粉症は、花粉が飛散し始める時期よりかなり早いタイミングから治療を介することで症状を大幅に軽減することが可能となります。すでにアレルギーが分かっている方は早めの受診と内服を勧めております。

原因物質に少しずつ体を慣らして症状を緩和させる治療(舌下免疫療法)

昨今、注目を集める治療法のひとつに減感作療法があります。アレルギー症状を引き起こす原因物質を少量ずつ体内に取り入れていくことで徐々に体を慣らし、症状の緩和や根本的な体質改善を促す効果が期待されている新しい治療法です。現在では季節性のスギ花粉症やダニ・ハウスダストによるアレルギー治療が対象となっており、当院においても保険適応の治療としてお受けいただけます。 *現在薬剤の流通問題で減感作療法は行っておりません。目処が立ちましたらお知らせさせていただきます。

舌下免疫療法とは

スギ花粉症またはダニやハウスダストによる通年性アレルギー性鼻炎と診断確定された方に対して行われる減感作療法です。1日1回専用の治療薬を舌の下に置き、決められた時間保持した後に飲み込みます。毎日の服用を欠かすことなく最低でも3~5年の継続した治療が求められます。自己判断で服用を中止したり、薬を飲み忘れたりすると正しい効果が得られなくなってしまうため注意が必要です。経過観察とあわせて月に1度の通院が必要となる治療です。

※注意※
  • 治療過程で副作用(重篤なアナフィラキシーショックを含む)が生じる可能性もあります。
  • スギ花粉・ダニ・ハウスダスト以外のアレルギーに対しては効果が見込めません。
  • すべての方に等しく効果が期待できる治療法ではありません。
  • 重症の気管支喘息を患われている方や65歳以上の高齢者、妊娠・授乳中の方、他重度の疾患に罹患されている方などはお受けいただけません。

スギ花粉による重度のアレルギー症状にお悩みの場合には、
注射薬を用いた治療法も当院にて取り扱っております

適切な薬の服用や点鼻薬などを続けられていても、スギ花粉によるアレルギー症状にお苦しみの場合には、当院では抗IgE抗体療法と呼ばれる注射薬を用いた治療法もお受けいただけます。治療にあたってはまずは詳しい検査が必要となります。長期にわたってお悩みになられている場合などは一度ご相談ください。

抗IgE抗体療法とは

アレルギンに対する抗体と結合することで、症状を緩和させる治療法です。月1回の注射薬の投与によって症状の改善を目指します。全身の免疫力向上が見込まれるため、鼻水、くしゃみやじんま疹などといった複数の症状が全体的に改善されます。詳しくは一度ご相談ください。アレルギー検査の結果により保険適応かの判断が必要ですが、自費診療としても相談を受けております。

診断に必要となる各種検査について

当院では必要に応じて以下の検査をお受けいただけます。

血液検査

原因物質(アレルゲン)の特定が必要となる場合には血液検査が必要となります。現在スギ花粉症のみ保険適応であり、スギ花粉への反応具合を確認します。

長引く咳・くしゃみや不快な鼻水が長く続く場合には、一度薬の見直しも含めてご相談ください。季節の変わり目などは気温が乱高下しやすく、エアコン・加湿器などの空調機器の使用や掃除不足によっても症状は誘発されやすくなります。程度も千差万別となるため、まずは原因を正しく特定し、その方にあった治療法の選択が求められます。

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